新しいことを初めて人生を変えたいのに、なぜか恐怖感に襲われて一歩を踏み出せない。
誰しも一度はそんな経験はあるのではないでしょうか。
僕は心当たりがありすぎます笑
でも実は新しいことを始める恐怖感は、科学的なテクニックによって克服できるんです。
この記事では、新しいことを始めるときの恐怖の原因とその対処方法について書いていきます。
僕自身ここに書いてあるテクニックを使って、さまざまな新しいことに挑戦できるようになりました。
それではいってみましょう!
新しいことを始めるのが怖い!へのたった1つの対処方法
まず結論から書いていきます。
新しいことへの恐怖心は次の方法で解決できます。
- 新しいことをはじめるときは、極限まで小さくすること
「小さく」=「簡単」「負荷を少なく」という意味合いです。
こんな簡単な方法が本当に有効なのか、と思われる方もいるかもしれません。
でも、僕はこの方法をつかって、
- 全く運動が好きじゃなかったのにジムに週4通い始めた
- ボクシングをはじめた
- 行ったことのない場所に積極的に行けるようになった
- 会ったことのない人に積極的に会いに行けるようになった
など、さまざまな新しいことに挑戦することができています。
コツさえつかめば誰でも実践できるこのテクニック、試してみない手はないです。
新しいことを始めるとき、なぜ恐怖を感じるのだろう?
恐怖感は「大脳辺縁系」のしわざ
そもそもなぜ僕たりは新しいスキルを身につけたり、未踏の領域に足を踏み入れたり、未知のものに挑戦するとき、私たちは恐怖を感じるのでしょうか?
それは僕たちの脳の中心にある「大脳辺縁系」が関係しています。
この大脳辺縁系は「太古の脳」とも呼ばれている部位です。
脳の中心部に存在し、そのまわりを大脳新皮質という比較的あたらしい部位が覆っています。
大脳辺縁系は本能つかさどっている場所です。
三大欲求や死への恐怖感など、意志ではどうすることもできない強い反応がこの部分から発せられてます。
未知のもの=死の危険性があるもの
大脳辺縁系が発する強烈な信号の中には、「新しいものを恐れよ」というものも含まれています。
それもそのはずで、太古の昔は未知のもの=死の危険性があるものでした。
知らない場所、食べたことのない食べ物、会ったことのない人間…
すべてが一歩間違えば生存の危機をおびやかす存在でした。
死の危険性を下げるために発せられた「未知への恐怖」という感情のおかげで、 僕たちの祖先は猛獣や天災から生き延びることができました。
しかし猛獣や天災が人類にとって脅威でなくなった今、大脳辺縁系の発する信号は不協和を起こしています。
未知に遭遇した脳は、ある特徴的な反応をします。
これは「闘争・逃走反応」と呼ばれるもので、
未知のものに対して、「即座に逃げるか闘うか」という二択をせまる反応です。
実は脳はデフォルトで、
「よく知らないことに対して逃げる(もしくは闘う)」
ように設定されているのです。
新しいことを始めるときに、なぜ小さく始めるのが有効なのか?
最強の武器は「スモールスタート」
では新しいものに対する恐れを克服するにはどうすればいいのか。
それが冒頭に書いた「極限まで小さくする」というテクニックです。
たとえば運動がとても苦手なAさんに対して、
「明日からテニススクールに通い、週4でみっちりテニスを練習しなさい。一ヶ月後に試合です。」
という命令が下ったとします(どんな状況かはさておいて)。
Aさんの脳内では早速「闘争・逃走反応」が起こります。
運動自体が苦手なのに、まったく未経験のテニスをしなければならない。しかも試合という締切までひかえている。
逃げ出したい恐怖感が全身を駆けめぐっているはずです。
今回は環境によって強制されているから行動に移せるかもしれませんが、
独力で同じ行動をするのはとてつもなくハードルが高いことは想像に難くないでしょう。
では同じAさんにこう言ったらどうでしょうか?
「一日一回だけ、テニスラケットを持って素振りしてください」
おそらくAさんはなんの恐怖も感じずに実行できるはずです。 なんなら楽しくなって、30回くらい素振りしてしまうかもしれません。
当たり前かと思われるかもしれませんが、前者も後者も「未知の領域へ足を踏み入れた」という点では同じです。
このように大脳辺縁系は、
「カンタンで負荷が軽い行動は、未知であっても脅威とみなさない」
という性質を持っています。
新しいことを始める時は、この性質をうまく利用することがとても重要です。
スモールスタート・スモールゴールを基本にしよう
最初は大脳辺縁系が恐怖を感じない単位まで小さく始めてみましょう。 そしてだんだん負荷を上げていくのです。
先程のAさんの例でいうと、
- 最初の一週間は最低1回でもラケットを降ればOK
- 二週目は10〜30回の間でやる
- 三週間目からは実際にボールをつかって30回程度の壁打ち
など、徐々にハードにしていきます。
このとき焦って急に負荷をあげないことが大切です。特に苦手なジャンルのものほど、 ゆっくりゆっくり慣らしていきます。
スモールスタート・スモールゴールでさまざまなものを習慣にすることができた
スモールスタート・スモールゴールは本当に単純なテクニックですが、効果は絶大です。
僕がこの方法を最初に使ったのは瞑想の習慣をつけたときでした。
集中力やメンタルのトレーニングに瞑想がいいと聞いた僕は、この習慣をつけたいと思いました。
しかし数々のものごとに同じように挑戦し三日坊主になってきた実績を持つ、 非習慣化のプロだった僕(かっこいい風にいうな)は、
「これはいつものパターンだな」
と気づきます。
三日坊主を回避するために、「まずは毎日一分だけ瞑想する」ことを決めました。
スモールスタートの実践です。
結果はというと、
3年以上もの間瞑想を習慣にすることができています。
スモールスタート・スモールゴールを実践するときの注意
量を増やしたくなる自分をぐっと抑える
スモールスタートで始めると、真面目な皆さんはすぐ「もっとやりたい!」という気持ちになると思います。
しかし、最低でも最初の一週間は量を増やさないことをおすすめします。
最初から多くの量をこなしてしまうとクリアの基準が高くなってしまい、習慣が切れやすくなります。
また習慣化は量にかかわらず、66日間続けることによって定着すると言われています。
少量を長くづづけた方がお得なのです。
もしできない日があっても自分を責めない
習慣が切れやすくなる最大の原因、「できなかった自分を責めること」です。
罪悪感は「もうどうにでもなれ!」という気持ちを呼び起こしてしまい(心理学ではThe What The Hell Effectと言われています)、習慣化には悪影響です。
人間なのでどうしてもできない日やサボってしまう日もあります。
そんな自分も認めてあげることが大切です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
この記事では新しいことを始めるときの恐怖感について、原因と対処法を書いてみました。
このブログでは、クリエイターの皆さんに役立つ情報を発信しています。
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それでは!